これから国際結婚を予定している人も、これから国際結婚したいと思っている人も、これから国際恋愛したいと思っている人も、結局のところ「国際結婚」って幸せになるのか、心配ではないですか?
そんな素朴な疑問がある方に、日本人と外国人の国際結婚の良い所、悪い所をまとめてみました。あげたらキリがないので、それぞれ5選に絞ってみました。
※この記事は実際に国際結婚している私の個人的な感想です。
国際結婚の良いところ 5選
- 自分自身の視野が広がる
- 子育ての可能性が広がる
- 海外が身近になる
- 個人が尊重される
- 日本の普通とは違う感覚が感じられる
1. 自分自身の視野が広がる
とにかく、日本人夫婦ではあり得ないくらいの視野が広がります。
なぜなら、
今まで自分が生まれ育ってきた環境とは全く違う環境で育った人が結婚相手だから。
例えば、
相手の友人は、当たり前ですが、相手国の人が多いので、自宅に友人が来るときは外人が集まります。もちろん言葉は相手の母国語。言葉が分かる人であれば、一緒に会話に入れますが、分からないのであれば、もう微笑むしかありません。
今の時代、100歳まで生きていくことができる時代になっていく中で、日本人がグローバル化していくのは理にかなっています。
2. 子育ての可能性が広がる
国際結婚の場合、生まれてきた子供は自然に二重国籍者になります。
これは、どちらの国の教育も受けられると言い換えることができます。
最初は親の都合になりますが、親の努力次第では、もちろんバイリンガルに育て上げることも自然にできるでしょうか。加えて、第二外国語も習得すれば、トリリンガルになる可能性も出てきます。多くの言葉を話す場合、日本のグローバル化になるにはとても有益になるでしょう。
子供の海外に対する意識も、一般的な日本人とは大きく異なります。常に、二国の文化に触れながら成長する子供は、親の想像をはるかに超える可能性を秘めています。
以下の記事を参考にしていただければと思いますが、首都圏近郊にお住いの方はインターナショナルスクールへの入学も検討すべきでしょう。
なぜなら、
二重国籍者の場合、インターナショナルスクールの入学しやすさも高く、日本の義務教育である小学校、中学校の就学にある程度の緩さが生じます。
インターナショナルスクールに入学すると、さらに世界は広がるでしょう。
3. 海外が身近になる
とにかく友人関係が広がります。
国際結婚での私生活では、パートナーの文化を受け入れることが必要不可欠です。それは、自分の知らない文化を受け入れられるようになる寛容さが高まります。そうなると、自然と自分の周囲の外国人の苦労や経験に興味を持つようになり、外国人の友人が広がります。
そうなると、海外がとても身近になります。
将来、海外旅行に行くときに、隠れた観光スポットを教えてもらったり、その国の文化をより深く知ることができるようになったりします。
4. 個人が尊重される
海外から日本に来て暮らしている外国人は、非常に先進的で、チャレンジ精神旺盛です。それはつまり、一人で生きていけるという自信や覚悟が備わっています。
違う見方をすれば、結婚相手である日本人に対しても、それが当たり前かのような錯覚を抱きがちです。相手に期待しすぎることは結婚生活のリスクとなりますが、しっかり個人を尊重する見方を持ってくれる為、自分のやりたいこと、成し遂げたいことがはっきりしている日本人にとっては、とても心地よいものとなるでしょう。
5. 日本の普通とは違う感覚が感じられる
日本人同士の会話の中で、やはり国際結婚は珍しいものです。
会話が途切れた時や、たわいもない会話をする時など、そんな時は国際結婚した日本人のパートナーについて質問されることがあります。会う人、会う人、同じようなことしか聞いてこないのは、面倒な時もありますが、
「自分って、普通ではないんだ」
という感覚を頻繁に感じられます。
人によっては、非常に気持ちの良い感覚のようです。
国際結婚の悪いところ 5選
- 海外旅行が頻繁に相手国
- 日本の”普通”が分かってもらえない
- 日本の事務処理は全て日本人
- 1年先の居住地が不確か
- 老後は想像不可w
1. 海外旅行が頻繁に相手国
こればっかりは、避けられません。日本に住んでいる限り、相手の親は海外です。親に会いに行ってあげたい気持ちや故郷に戻りたい気持ちになるのは当然。いかにパートナーと普段から意思疎通を深め、相手の考えていることを理解しておく必要があります。
特に、海外でも日本から遠い国だとすると大変です。
夏休み1週間の休みくらいでは滞在時間が限られ短い場合、毎年行くわけには生きません。
不用意に「違う国に行きたいなぁ」なんて言葉が出ようもんなら、事件がおきかねません。
相手国と他国の海外旅行が年に二回となると、経済的にも懸念が出てきます。
色々と、心する必要があるでしょう。
2. 日本の”普通”が分かってもらえない
相手は日本人ではありません。当然と言えば当然です。
深く日本の文化を理解してくれているならまだしも、海外では日本のような「あうんの呼吸」的な風潮がある国はほとんどありません。
となると、積極的に説明して、理解してもらうしかありません。
これはかなりの努力が必要です。
例えば、七五三などのお祝い事、年末年始の対応など、日本人同士でも相手に合わせることが必要と思いますが、それ以上に、そもそも日本の文化を知らない相手に逐一理解してもらう必要があります。
その時も注意として、知っていることを説明される時ほどイラっとすることはない点です。何度も細かい説明をしている日本人の気持ち以上に、相手も「それくらい知っている」、「私を何も知らないとでも思っているの!?」と、気分を害さないように、理解してもらう必要があります。
日本人同士以上に、コミュニケーションが大事になってきます。
3. 事務関連は全て日本人
ある外国人からすると、役所の手続きほど分かりづらいものは無いと言います。
最近は英語が使える事務員の方もいる場合も増えてきましたが、文書はわかりづらい表現や漢字が多く、住民票一つもらうのに、どう対応して良いのか、困るというもの。
国際結婚した日本人としては、さらっとこなしてあげたいものです。
4. 1年先の居住地が不確か
これは相手国にもよると思いますが、「定住するのが嫌だ」、「安定など求めていない」、という外国人も多いようです。
そうなると、転職文化の海外では2〜3年おきに仕事が変わります。そうなると勤務地が変わるので、場所によっては引越しも検討せざるを得ません。
日本人としては、子供が小学校に上がると友達と離れ離れにさせたく無い、転校先でいじめられるのでは無いか、という親心から赴任地が変わると単身赴任という考えになりますが、海外では家族が最優先。離れて暮らすのは、相当な理由がないといけません。
相手の考え方をよく理解しておく必要があります。相手に振り回されても問題のない仕事なら、色々と楽しい経験ができるかもしれませんね。
5. 老後は完全に想像不可w
若い国際結婚なら、もはや老後は考える必要はないでしょう。
その時にどこに住んでいるかも分からなければ、どちらが先に逝ってしまうのかすら分かりません。
とにかく、「今を生きましょう」
今の人生を楽しみ、謳歌することで、自然と老後の道が見えてくるはずです。
日本人ほど老後を心配する国民はいないでしょう。
相手の文化ではどういう考えなのか、よく話し合い、未知の将来について、過度に心配になる必要はありません。
最後に、
国際結婚は、とても楽しいものです。
自分の知らない世界を知れることは、自分の人生を豊かにしてくれるだけでなく、いろんな意味で成長を促してくれます。
Enjoy!
レオ